日本で手軽にできる社会貢献

グリーンなお金の使い方

■ グリーンな貯金

 

<私達の預金が、戦争や環境破壊に使われている!?>

 

みなさんは、どこの金融機関にお金を預けていますか?

 

2006年の日銀統計によると、預金先(金融機関別シェア)は、

 

-27%・・・都市銀行

-27%・・・地方銀行第二地銀

-22%・・・ゆうちょ銀行      (※当時の郵便貯金)

-12%・・・信用金庫

- 9%・・・農協(JAバンク)

- 3%・・・その他(労働金庫など)

 

となっており、預金全体の4分の3以上は、みなさんお馴染みの

都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行に預けられています。

 

こうして預けられたお金は、どこに預けていても自分だけのもので、

金庫の中に眠っているだけの存在のように感じてしまいます。

 

しかし実は、そのお金で、国債の購入や企業への融資が行われて

おり、さらに、そうしたお金の使い道(ex. 融資先)は、金融機関に

よって大きく異なります。

 

例えば、ゆうちょ銀行では、預金の80%以上が日本国債の

購入に充てられています。

日本国債の約10%は、米国債の購入に充てられていますが、

アメリカの予算の20%が軍事費であることを考えると、

ゆうちょ銀行に預けているお金の約1.5% (100万円預けて

いるとすると、1.5万円) は、戦争や国防のために使われて

しまっていることになるのです。

 

また、都市銀行では、国債の購入のほか、国内外の大企業

への融資が行われていますが、その中には、軍需産業や

途上国で人権問題や環境問題を引き起こしているような

企業への融資 も含まれています。

 

例えば、日本のメガバンク3行 (三井住友銀行、みずほ銀行、

三菱東京UFJ銀行) は、それぞれ100億円単位で、海外の

クラスター爆弾 製造関連企業に融資しています。

 

最近では、環境配慮型の融資も行うようになってはいますが、

全体に占める割合はごくわずかに過ぎず、軍需産業や環境

破壊につながる事業に融資をしない、といった基準の厳格化

も行われていません。

 

一方、ヨーロッパでは、「軍需・兵器産業には融資しない」、

「環境・社会に貢献する企業・事業・NPOのみに融資する」、

という経営方針を持った、社会的銀行(ソーシャル・バンク)

が、多数設立されています。

(ex. イギリスの生協銀行、ドイツのGLS銀行、オランダのトリオドス銀行)

 

 

<グリーンな貯金をするには?~エコ貯金アクション>

 

日本では、残念ながら、ヨーロッパのような社会的銀行

はありませんが、できるだけそれに近い経営方針の

金融機関にお金を預けよう、という活動があります。

 

それが、国債青年環境NGO 「A SEED JAPAN」 による

「エコ貯金プロジェクト」 です。

 

このプロジェクトを通じて、自分の預金を、環境や社会に

配慮した金融機関に預け変えた人たちがいます。

 

そこでは、労働金庫  信用金庫 が多く選ばれました。

 

いずれも、非営利の機関で、資金の運用が、労働者の住宅・

生活や、地元の中小企業への融資などに限定されているの

に加え、地域で活動するNPOなどの市民活動への融資に

力を入れている点が評価された結果と言えるでしょう。

 

※全国労働金庫協会 のページ

 (労働金庫のNPO支援事業の紹介ページ

 

※全国信用金庫協会 のページ

 (石川遼選手の父が信用金庫勤務で、自身もCMに出演しています) 

 

また、地方銀行の中には、地域の社会活動に力を入れている

ところもあり、そうした機関を選ぶ人もいました。

 

※私も、預金の一部を、メガバンクから、社会貢献活動を

 積極的に行っている地方銀行に預け変えました。

 

※日本の森を守る地方銀行有志の会 (地銀の社会貢献活動の一例)

 

これらの金融機関は、支店やATMが少なくて不便ではないか、

と心配されるかもしれませんが、最近では、コンビニのATM

での預金引出しや、ネットバンキングを利用した自宅のPCでの

取引ができるところが増えています。

 

各金融機関の経営方針・理念や社会貢献活動については、

ホームページにて紹介されているので、ぜひ見てみてください。

 

みなさんも、自分にできる 【グリーンな貯金】 を始めてみませんか?

 

※参考書籍※

 『おカネで世界を変える30の方法』

 (田中優+A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト)